コラム - 田嶋鉄筋株式会社

日本における鉄筋構造の歴史と軍艦島の構造

高層ビルマンションだけでなく、一般住宅に至るまで建物の主要部分となる鉄筋は、コンクリートの弱点を補う上で欠かせない部材です。その建物の骨となる鉄筋の組立を担うのが鉄筋工事の仕事で、組立・枠組・コンクリートを流し込み、丈夫な建造物を建てていきます。

日本の建物は耐久性に優れていると世界でも認められており、日本で最古の鉄筋コンクリート建造物といわれている端島(軍艦島)は、今でも健在です。

鉄筋構造のはじまり

鉄筋コンクリートが日本で初めて使用されたのは、明治後半以降となります。海軍省の建物の基礎として、アメリカ輸入の角型異型鋼を利用したのがはじまりです。国内で鉄筋を製造したのが1901年の明治34年で、八幡製鐵所(現新日本製鐵(株))です。

日本最古の鉄筋構造の軍艦島

長崎県長崎市にある軍艦島は、正式名称「端島」で、大正5年に建設されました。軍艦島と呼ばれるようになったのは、外観が軍艦に見えるからといわれています。江戸時代の後期に炭坑として栄えた軍艦島は、何度も埋め立てられて拡張した建造物です。

そんな軍艦島は、日本で初めて鉄筋高層のアパートが造られたことでも有名です。無人の廃墟として放置されてからは、鉄筋で造られたアパートなどは徐々に崩壊していきましたが、今でも修復を繰り返しながら建物が残っています。

軍艦島で用いられた鉄資材となるのが、輸入異型鉄筋カーンバー、角鋼、平鉄、リブラス式スラブ筋、炭鉱立坑使用済みワイヤーロープです。日本最古の軍艦島が未だに残っているのは、鉄筋構造建造物がいかに頑丈かということが分かるのではないでしょうか。

田嶋鉄筋では、一級鉄筋施工技能士、基幹技能士、二級建築施工管理技士を保有のスタッフによる鉄筋工事を行います。
一般住宅やビル、店舗、マンションなど、様々な建物の鉄筋工事を行ってきた実績があり、腕には自信があります。迅速・丁寧な施工を心がけており、あらゆるニーズに対応いたします。埼玉県で鉄筋工事を依頼したいとお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせ下さい。

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